いつだってわかってたんだ。

どっちかは 息が出来てない

金木犀が終わる季節にかこうと決めた

金木犀

 

金木犀が好きって人は多い

 

いい香りがしてちいさい花びらに鮮やかなオレンジ色。

 

 

こんなにかわいいをたくさん詰め込んだ誰からも好かれる、そんなものだと思う

 

金木犀はわりと探せば多くの場所で見かけることが出来るし(わたしの地域だけかもしれない)、毎年季節がやってくると花を咲かせる

 

そんな花なんてたくさんあるのになぜかこの花だけは見つける度に誰かが

 

 

「金木犀だ、いいにおい。」

 

 

と小さな声で囁く

 

小さなどこにでも存在する花なのに他の花よりも圧倒的な魅力は人の記憶に香りがつきやすいからかもしれない

 

 

ふとした日の帰り道金木犀の咲いている道を通った時「金木犀いい香りだね」って隣のあなたに声をかけた

 

 

「金木犀すきだよ」

 

 

って隣のあなたが答えるから

 

 

 

 

いい香りがしてちいさい花びらに鮮やかなオレンジ色、そして隣のあながすきな花。

 

 

思い出がたくさん詰まったこの花の香りがする度、この先ずっと今年の秋が蘇るとおもう。

 

 

 

 

金木犀が終わる季節にかこうと決めた、また来年